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特定技能制度

特定技能でラオス人を企業が採用するための必要な手順とは?

ラオスの人を特定技能として受け入れる

近年、グローバルなビジネス環境の変化や労働力不足への対応から、日本の企業は外国人特定技能人材を受け入れることを益々検討しています。特に、隣接するアジア諸国とのつながりが密接になる中で、ラオスの特定技能人材への関心が高まっています。ラオスは独自の文化と働く人々の特質を持ち、日本のビジネス環境に適応しやすいとされています。

とは言え、異なる国からの人材を受け入れる際には、その国の文化や背景を把握することが極めて重要です。ラオスという国の特徴、文化、そしてラオス人特定技能人材を効率的に受け入れ、組織に活かすことができるのかを理解することが求められます。

この記事では、ラオスに関する基礎知識やラオス人特定技能人材の受け入れにおけるポイントについて詳しく説明します。これを通して、企業が成功した採用を実現するための第一歩を踏み出す手助けとなることを願っています。

ラオス人を特定技能人材として受け入れるときの流れ

・ラオスから来日する場合

海外からラオス人特定技能人材を受け入れる際の手順は以下のとおりです。

1.技能試験及び日本語試験に合格。
(技能実習2号を修了した外国人は免除)
2.外国人と雇用契約の締結。
3.受け入れ機関等が実施する事前ガイダンスなどを受講。
4.健康診断の受診
5.「在留資格認定証明書交付申請書」を地方出入国在留管理局に提出。
6.「在留資格認定証明書」の交付。
※発行から3ヶ月以内の入国が必要。
7.「在留資格認定証明書」を在外公館へ提出。査証申請。
8.査証の発給。
9.入国。
10.入国後:受け入れ機関が実施する指導(生活に関するさまざま)・住民登録・給与口座の開設
住宅の確保など。
11.就労を開始する。

 

日本国内に既に在留している場合

1.技能試験及び日本語試験に合格。
(技能実習2号を修了した外国人は免除)
2.外国人と雇用契約の締結。
3.受け入れ期間が実施する事前ガイダンスの受講・健康診断の受診。
4.「在留資格認定証明書交付申請書」を地方出入国在留管理局に提出。
5.「在留資格変更許可」が交付される。(「特定技能」への変更)
6.就労開始。

上記の手続きを経て、ラオス人特定技能人材を日本で効果的に受け入れ、組織に組み込むことができるようになります。それぞれのステップを慎重に進めることで、スムーズな受け入れが可能となります。

ラオスの特定技能人材を受け入れる企業が必要な手続きとは

特定技能としてラオス人を雇用する場合、企業側が次のような適切な手続きを行い、労働者が円滑に働ける環境を整備することが重要です。

  • 雇用主が特定技能を雇用する資格を満たす企業であることを確認する。
  • ラオス人労働者を紹介する機関を選ぶ。
  • 雇用条件を明確にし、面接や適性試験を実施する。
  • 採用が決定した場合、雇用契約書の作成や労働条件のチェックを行う。
  • 特定技能外国人労働者としての在留資格認定証明書の申請を行う。
  • ラオス人労働者が特定技能ビザの申請および取得を行う。
  • 入国手続きや日本での生活環境を整える。
  • 労働者の技能や日本語能力を維持・向上させるための教育や研修を実施する。

 

ラオス人の特徴

ラオス人は日本人と似た気質があり、まじめで穏やかな人が多いと言われています。
技能実習生の雇用での問題(例:失踪など)は少ないとされています。
その分、繊細な感性を持ち合わせている事を考慮し、我慢や誤解がストレスの原因となる場合は対応するなど日頃のコミュニケーションは(どのような場合もですが)大切です。

ラオス:文化と風味溢れる国

ラオスは東南アジアに位置する国で、その歴史と文化は隣国タイ、カンボジア、ベトナム、中国、ミャンマーと深いつながりを持っています。しかし、ラオスは独自の魅力と特色を持つ国で、訪れる人々を魅了しています。

国柄と文化

仏教: ラオスの文化は仏教に深く根付いています。全国に点在する仏教寺院やワットは、地元の人々の日常生活と深く結びついています。特にルアンパバーンの寺院群は、その美しさで有名です。日本人と似た気質、というのもこの背景からくるものでしょう。

伝統的な工芸: 織物や陶器、銀細工など、ラオスの伝統的な工芸は精緻で、その美しさには定評があります。

美味しい食事

ラープ: ラオスの国民食とも言える料理。魚や肉を細かく刻み、ハーブやスパイスと混ぜたものを生のまままたは軽く熱を通して食べます。
スティッキーライス: こちらもラオスの代表的な食事で、手で一口大にちぎって、ラープや他の料理につけて食べます。
タムマクフン: すりつぶしたパパイヤのサラダで、ピリッとした辛さが特徴です。

ラオス語

ラオス語(ラーオ語)に関しての日常会話をあげてみます。
テキストだけでは発音の特徴が伝わりにくい点、及び簡単な日常会話に留めますので、その点をご了承ください。

はい:チャオ いいえ:ボー
私の名前は〜です:コイ スー +じぶんの名前
あなたの名前は?:ジャオ スー ニャン?
私は日本人です:コイ ベン コン ニープン
あなたはラオス人?:ジャオ ベン コン ラーオ ボー?
あなたは日本語を話せる?:ジャオ ワオ パーサー ニープン ダイ ボー?
あなたは英語を話せる?:ジャオ カオ チャイパーサー アンキット ボー?
私はラオス語を少し話します:ワオ パーサー ラーオ ダイ ノイ ヌン
私はラオス語を勉強しています:コイ ガムランヒアン パーサー ラーオ
私が何を言っているかわかりますか?:ジャオ カオチャイ ボーコイ ワオ ニャン?
ゆっくり話して下さい:スン ワオ サー デー
もう一度言ってもらえますか?:ワオ イークトゥア ヌン ダイ ボー?

これらはラオスの日常会話でよく使用される基本的なフレーズです。ただし、ラオスには多様な民族と方言があり、地域や状況によって言葉の使い方が異なる場合もあります。

本文の参考リンク

https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/03_00026.html

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