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有料老人ホームで外国人介護士を採用する際に知っておきたいこと

はじめに

近年、人口の高齢化に伴い、介護の需要が増加しています。そのため、介護職員の不足が問題視されており、有料老人ホームでも人手不足が深刻な状況です。そこで、有料老人ホームが外国人介護士を採用することが増えています。しかし、外国人介護士を採用する場合には、利点や考慮すべき点があります。本記事では、有料老人ホームが外国人介護士を採用する際に知っておきたいことについて紹介します。

外国人看護士を採用する利点

有料老人ホームが外国人介護士を採用する利点として、以下の点が挙げられます。

1.人手不足の解消

日本の介護職員の不足は深刻な問題です。外国人介護士を採用することで、人手不足を解消することができます。

2.多様性の導入

外国人介護士の採用により、多様性が導入されます。異なる国や文化背景を持つ人材が働くことで、職場環境がより豊かになる可能性があります。

3.文化や言語の理解を促進

外国人介護士の採用により、職場に異なる文化や言語を持つ人材が増えます。これにより、職場全体が異文化理解を促進することができます。

採用手順について

外国人介護士の採用手順には、以下のような流れがあります。

・採用計画の策定

・採用条件の明確化

・求人の公開

・面接と選考

・在留資格の申請

・採用決定

特に、在留資格の申請については、以下の流れが一般的です。

まずは、外国人介護士候補者が日本に入国できるかどうかを確認します。入国するには、日本の入国管理局に在留資格を申請し、許可される必要があります。具体的には、在留資格の「特定技能」の中の「介護」に該当する在留資格を取得する必要があります。

次に、入国前に外国人介護士候補者が必要とする書類を用意します。必要書類には、パスポート、在留カード、就労先の許可証明書、健康診断書などがあります。これらの書類を準備し、在留資格申請の際に提出します。在留資格の申請には、外国人介護士候補者自身が申請することもできますが、有料老人ホームが代理で申請することも可能です。申請には、申請書や必要書類を提出し、入国管理局での審査が必要です。

在留資格申請が承認されたら、外国人介護士は日本に入国することができます。入国後は、在留カードを取得し、法律に従って就労することができます。以上のように、外国人介護士の採用には、在留資格申請などの手続きが必要です。しっかりと手続きを進め、適切な在留資格を取得し、有料老人ホームで働くことができるようにしましょう。

考慮すべき点

一方で、外国人介護士を採用する場合には、以下のような考慮すべき点があります。

1.語学力

外国人介護士の採用にあたり、日本語能力の確認が必要です。日本語が不十分な場合、コミュニケーションの問題が生じることがあります。また、介護に必要な専門用語を理解できない場合もあります。

2.資格や技能の認定

外国人介護士の資格や技能が、日本で認められるかどうかも確認する必要があります。

日本の介護業界では、特定技能ビザを持つ外国人が介護士として働くことが可能ですが、そのためにはいくつかの要件があります。

まず、外国人介護士が持つ資格が日本の介護業界で認められるかどうかを確認する必要があります。日本の介護業界では、介護福祉士、社会福祉士、看護師などの国家資格が求められることが多いため、外国人介護士がこれらの資格を持っていない場合は、日本での介護士としての就労が難しいということがあります。ただし、外国人介護士が持つ資格については、日本とその国との間で協定がある場合には、相互に認め合うことができる場合もあります。

次に、外国人介護士の技能を認定するために、日本の介護業界が定める技能評価試験を受ける必要があります。技能評価試験は、介護現場で必要とされる技能や知識を持つかどうかを確認するものであり、試験に合格した場合には、介護職員初任者研修修了者(旧ヘルパー2級)程度の技能を持つと認められます。また、外国人介護士が日本語を理解できるかどうかも、介護業界で働く上で重要な要素の一つとなります。日本語能力試験などで日本語能力を証明することも必要となります。

外国人介護士が日本で働くためには、これらの資格や技能の認定が必要となりますが、認定手続きにはそれなりの時間や費用がかかることがあります。介護事業者が外国人介護士を採用する際には、その費用や手続きについても考慮する必要があるでしょう。

また、技能評価試験の内容については、介護現場に必要な技能や知識に偏りがあるとの指摘もあります。具体的には、身体介護に関する内容が多く、精神面やコミュニケーションに関する内容が不足しているとの指摘もあります。このような問題に対応するために、技能評価試験には改善が行われています。具体的には、技能評価試験において、身体介護に関する技能だけでなく、コミュニケーションや精神面に関する技能も評価対象となるように改定されました。また、試験内容についても多様化が進められ、受験者のニーズに合わせたカスタマイズも可能となっています。

まとめ

以上のように、外国人介護士の採用には、資格や技能の認定が必要不可欠であり、技能評価試験や日本語能力試験の受験が必要となります。また、資格取得には費用や時間がかかるため、事前の十分な準備が必要となります。

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